2009年12月14日月曜日

見ごろの花木 ~ タイワンツバキ、ヒイラギナンテン




国際庭園内に今年、新しくできた庭にタイワンツバキ(Gordonia axillaris)の1株が植えられており、咲いています。樹高はまだ1m程度です。ツバキ科で、台湾、中国南部、ベトナム原産の常緑高木で、日本の京都でも育っています。花は1日でしぼみ、直径8cm内外、白色で、花弁は5~6枚、11月から冬の寒くなるまでに次々と咲きます。中国では「大頭茶」と呼び、鑑賞され、また材は建築や薪炭に利用されます。9月に北米東南部原産のゴートニア・ラシアンサス(G. lasianthus)を紹介した際に同属の一種として説明しました。担当者にフランクリンノキ(Frannklinia alatamaha)を教えていただき、植物図鑑で調べるとこれは開花期が8~10月、落葉樹であり異なりますが、ゴートニア属にごく近縁の種です。


花の美術館内に植えられているメギ科、ヒイラギナンテン属の園芸品種‘チャリティー’(MahoniaCharity’)が咲き始めました。これはヒイラギナンテン(M. japonica)とマホニア・ロマリーフォリア(M. lomariifolia)との交雑からできた品種です。花は黄色で、花序は長さ20cm以上、枝先の1ヶ所から30本以上を横から斜上させます。花の少ない冬に美しく咲きほこって目立ち、今後普及したく思う花木の一つです。果実は結実しにくいそうです。樹高はもっと高くなりそうですが、担当者によると1.2m内外に切り詰めて樹形を整えているようです。ヒイラギナンテンは中国、台湾原産です。花は黄色で3~4月に咲き、果実は6月ごろ白粉を付けて暗青紫色に熟します。葉は冬には銅色に紅葉します。これらを鑑賞する目的と、邪気を追い払う縁起植物として近在でもよく植栽されています。マホニア・ロマリーフォリアは中国雲南省、台湾原産、樹高2~3mになり、花は黄色で冬に20cm内外の花序を直立させます。この属の茎は中国名「十大功労」と呼ばれる民間薬で、熱を冷まし、解毒、消炎、下痢止め、虚熱の消退などの薬効があるとされています。


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