2009年8月11日火曜日

見頃の花木 ~ シコンノボタン、サルスベリなど


シコンノボタン(ティボウキナ・ウルウィレアナTibouchina urvilleana)が咲き始め、市内でもよく見かけます。ノボタン科、ティボウキナ属は南アメリカ原産の代表的な花木で約350種もあり、花が美しい種が多く現地では庭や公園、街路などに植えられています。最近、園芸品種の‘コートダジュール’が鉢仕立てで流通しており、市内の一般家庭でも見られるようになりました。耐寒性を見極めれば、まだ戸外で育つ種や品種もありそうです。全般に成長が旺盛で枝や幹が強風で折れやすく、剪定ほかの管理を考慮する必要があります。ノボタンは奄美以南からインドシナに分布し、同科、メラストマ(Melastoma)属で、同属には小笠原の父島にはムニンノボタン、母島にはハハジマノボタン、マリアナ諸島にはマリアナノボタンなど、熱帯アジア、オセアニアに約70種が知られています。同属では近在の戸外での栽培は見られません。

 コートダジュール’

サルスベリ(ラジェルストレーミア・インディカLagerstroemia indica)が咲いています。ミソハギ科で中国南部原産、幹肌はスベスベして美しく、花は白、桃、紅、紫色などがあります。園芸品種や樹高1m内外の矮性の品種があります。シマサルスベリ(L. subcostata)は種子島以南から台湾の原産で、花は白色、サルスベリと比べ花は小さくて樹高が高く大型になり、園内には見かけていませんが近在でよく育ちます。そのほかインド原産のウラゲサルスベリ(L. tomentosa)、熱帯アジア、北オーストラリア原産のオオバナサルスベリ(L. speciosa)は花が大型で花付きもよく美しいのですが、熱帯性で近在の戸外では育ちません。

アメリカデイゴ、サンゴシドウの2番花やグレビリアの品種、ムクゲなどが咲き続けています。オーストラリアの庭園前で道路の反対側一帯の植栽はオーストラリア原産の植物が多いのですが、その中にネムノキと同属のカリアンドラ(Calliandra属の1種、ブラジル南部原産のトキワネム(C, selloi)でしょうか、いま満開です。これは美しくて樹高は1.5mほどで手ごろの大きさですし、一般家庭に普及したいものです。


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