

落葉樹林下に植栽された球根・宿根草類も咲き始めました。百華園出口付近で「水面の庭」東側ではこれまでクリスマスローズが主体でしたが、スイセンやスノードロップ、アネモネなどが開花し始め、ムスカリもありこの後にすぐ咲くでしょう。この場所はもっとこのような落葉期に成長し緑陰期に休眠、あるいは花が咲くような種類を、またその数量などを増やすとよいでしょう。「花の美術館」の落葉樹下ではアヤメ科のクロッカス(Crocus)の数種、その他が咲き、種類・数量も多く美しいです。花木類は先週の観察とほとんど変わらず、早咲きのサクラやウメ、ツバキ類の開花が進んだ程度です。‘河津桜’は1分咲きぐらいになりました。ロウバイの植栽には気が付かなくて報告できませんでしたが、百華園の「枝の庭」にソシンロウバイ(素心蝋梅)があり、満開でした。我が家では12月から咲き始めてもう花はありませんので、遅咲きのようです。

ロウバイ(Chimonanthus praecox)はロウバイ科に分類され、中国中南部原産で寒さには弱く、栽培は温暖な地が適します。樹高2~4mになる落葉低木で、花は12~2月に咲き、径約2cm、芳香があります。花弁は黄色で、内側ほど短くて紫褐色ですが、すべての花弁が黄色であるのがソシンロウバイ(C. praecox‘Concolor’)です。中国ではそのほかに花や葉の大小があって、区別しているようです。
静岡県は花卉生産が盛んです。なかでも当地・遠州西部の切り枝生産額は全国一であり、その紹介の目的で「枝の庭」が造られたのでしょうから参考になります。引佐地区は山間地で温暖でありながら夜間の気温が下がり、特に温暖地に生育するオセアニアの植物はワックス質の色がきれいに発現して品質が良いことで、また湖西市ではコデマリをミカン園斜面の土留めのために植えたことから生産され始めて全国一、共に特色ある生産で知られています。
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