
園内ではヒメノウゼンカズラ(ノウゼンカズラ科、Tecomaria capennsis、南アフリカ原産)が所々の植栽されており、花の少ない季節に咲き始め、橙赤色と黄色の花が目立つようになりました。これは中国産のノウゼンカズラや北米産のアメリカノウゼンカズラとは属が異なります。花は長さ約5cmほどの筒状で、先端が5裂し橙黄色で、黄色の品種‘Aurea’や赤色系の品種‘Apricot’などがあります。普通低木でブッシュ状になりますが、根元から出る枝を剪定し1本だけ残し、支柱に誘引すれば2~3mの半蔓木本状に仕立てられます。図鑑によると沖縄では周年開花するようですが、当地では日当たりがよく乾燥気味で高温の秋から初冬にかけて開花数が多いように思います。ハーディネスゾーン9b(平均年最低気温-1.1~-3.9℃)、当地では戸外で十分越冬します。冬は寒さにより落葉します。当地では結実がまれで実生はできませんが、挿し木や取り木は容易です。市内の家庭でも所々で見られるようになりましたが、もっと普及したい花木です。

これに似たタチノウゼン(ノウゼンカズラ科、Tecoma stanns、北アメリカ~南アメリカ原産)があります。黄色で漏斗状の花が枝先に群がって咲きます。図鑑では沖縄では開花期は3~6月と9から12月、花の少ない秋から初冬に咲く花木として重要です。ハーディネスゾーン10a(平均年最低気温1.7~-1.1℃)ということで当地では越冬が可能と思われます。これも戸外での越冬試験をして、可能であれば一般家庭に普及したい花木です。参考として、我が家の無加温温室では鉢植えで越冬しています。
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