2009年7月2日木曜日

見頃の花木 ~ ムクゲ



園内ではムクゲ(ヒビスクス・シリアカス)が咲き始めました。アオイ科に属し、学名の種名(シリアカス)によれば原産はシリアと思われますが図鑑によると中国で、韓国の国花でもあるようです。枝先に花を着け、これから秋まで枝が伸びては咲き続けます。百華園には多くの品種が植栽されています。江戸時代に栽培が流行しその頃からの品種や欧米で改良された品種など、花色は白、紫、赤、桃、レンガ色などと底が赤色の複色、花弁は一重、半八重、八重などがあります。矮性の品種以外は樹高が4m程になり、剪定して樹高を調整します。繁殖は落葉期の3月に1年枝を20cmぐらいに切って庭に直接挿す方法や梅雨期の緑枝を使う普通の挿し木方法によります。また実生は親と異なる花になることがあります。病害はほとんどなく、害虫はイモムシ類が葉を食害することが多く、これは捕殺するとともにアブラムシと同様に農薬で駆除します。

 ヒビスクス属には世界に約250種があり、多くは熱帯、亜熱帯に分布します。温帯産ではムクゲ、フヨウ、ハマボウ、モミジアオイ、アメリカフヨウなどがあります。これらは栽培しやすくて近在で多く植栽されており、ハマボウは海辺の野生も見られます。