園内でも多数植栽されているアジサイが見頃です。ガクアジサイは伊豆・房総。三浦半島、伊豆諸島、小笠原諸島の一部に自生する日本の固有種です。ガクアジサイの花全部が装飾花になって手毬状になった状態の一型をアジサイといいます。これが18~19世紀に欧州に渡り、なかでもシーボルトは学名に「お滝さん」の名を取り入れたヒドランゲア・オタクサとして紹介したことは有名です。
(現在はこの名は使われていませんが)
欧州で樹高が低い鉢物用に改良されたアジサイを西洋アジサイと称しています。近年日本でも鉢物用に改良された品種が店頭で多くみられます。花色は土壌の酸性の度合いで変化します。日本は雨量が多く酸性になりがちです。赤・桃色系の品種の地植えの場合は、本来の花色を維持する為には堆肥を多く施して酸度を中和する必要があります。
このほか地元の山林では同属のノリウツギ、天竜区あたりではヤマジサイ、タマアジサイ、コアジサイなどがみられます。